思い立ったら台湾旅行記6

茗心坊

2013.1.26

usuriたちの今回の旅の目的は「台湾茶」
今まで買っていたお気に入りのお店もあるけど、
せっかくだから新しいお店も開拓したいね。
だから、旅行前にネットで情報収集し、気になるお店をチェック。

ここ、茗心坊(ミンシンファン)も、その中の一つでした。
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お店に入ったら、試飲台の前にはすでにお客さんが。
しかも試飲台は1つしかないみたい。
これじゃあ、出直さなきゃだめかなあと思ったら、
試飲台の前にいた人たちが一斉に立って席を譲ってくれました。
いやいやそれは悪いです~汗
そしたら、あの人たちは毎日来ている友達だから構わないんだよと
店主の林さんに促されて試飲台の前へ。
確かに皆さん、お店を出るんじゃなくて
お店の奥のスペースに移動しておしゃべりを続ける模様。

試飲台に座るやいなや、店主の林さんが
それまでお友達と飲んでいた茶壺にお湯を注いで勧めてくれました。

いきなり出涸らし!?

内心ちょっとがっかりしながら1杯目を口に運びます

うわっ…

出涸らしなんてとんでもない、衝撃的な美味しさ!!
経験したこともない、雑味のない、それでいてふくよかな味です。
ええええ~ッ と驚くusuriたちに、
林さんのお茶トークがスタートしました!

茗心坊の店主、林 貴松さんは、
元ホンダのエンジニアという経歴の持ち主。
林さんが他の茶商と違うのは、
選んだ茶葉を自ら焙煎してお茶に仕上げていることです。
この、林さんが長年研究を重ねてあみだした「高密度焙煎法」
ここのお茶のおいしさの秘訣です!
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最高級「茶中極品 茗心茶皇」
高山茶の栽培地の中でも更に標高の高い大禹嶺です。

店の奥にある焙煎機も見せていただきました。
焙煎機の外側に、水垢のようなものがついていて
それはカフェインなんだそう。
林さんの高密度焙煎によって茶葉の純度が高まり、
さわやかな香気を持つお茶が生まれます。
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強発酵で紅茶に近い東方美人

「これ飲んでみて」
と淹れてくれたのは、
さっき飲んだ茶殻が入っている茶壺に残っていたしずく。
普通は、そんなの苦くって飲めないでしょ ><
ところが、林さんの淹れてくれたそれは、ぜんぜん渋くなく、口の中に甘さが広がる…!
コーヒーなら、最高に旨いエスプレッソというところでしょうか。
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お店のポスター、
茶水の表面に朝露のように浮かんでいるのは
林さんが「茶珠」と呼んでいるもの。
高純度なお茶のエキスが作るものなんだって。

次々淹れてくれるお茶は間違いなく美味しい。
だけど、usuriが淹れても美味しくなるのかなあ…

「大丈夫、簡単だよ」と林さんの太鼓判!
林さんの作るお茶は、沸騰したての熱湯で淹れればいいんだって。
台湾茶(中国茶)は、基本的には熱湯だけど
グラグラ沸いたのそのままというワケにはいかないし、
特に東方美人などは少し低めの温度でいれた方が美味しい。
その温度が難しいんだけど、
林さんのお茶は、グラグラ沸いた熱湯で淹れるように焙煎をしているそうです。
実際、試飲のときもぶくぶく沸いたヤカンから茶壺にお湯を入れています。

じゃあ、お湯を入れたら何秒・何分待つか?
普通は数十秒で淹れるけどそれが難しいんだよねえ。
2煎目、3煎目…と時間を変えなきゃいけないし。
だけどそれも、高密度焙煎なら
長く抽出したとしても変な苦みや渋みが出ることはないので
好みの濃さになるまで待っていればいいし
極端な話、お湯を入れた後、長電話をして注ぐのを忘れていても大丈夫!
「濃すぎたら、飲杯にお湯を足せばいいんですよ」
これならusuriでも淹れられそう♪
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「高いお茶がもちろん美味しいけど
比べないで飲めば安いお茶もとっても美味しいよ」と林さん
毎日気兼ねなく飲める価格帯のお茶も
もちろん全て高密度焙煎。
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「ちょうど2個あったよ!」とプーアル茶ゼリーをごちそうになりました。
以前ここのお店は料理も出していたそうで
このゼリーは人気メニューだったらしいです。
林さんは、大陸のプーアル茶も再焙煎。
かび臭いというイメージのあるプーアル茶だったけど
茗心坊のプーアル茶ゼリーはかび臭さなんて全くなし!
超高級コーヒーゼリーをいただいたような感じでした。
軽く甘みをつけてあるようで、とっても美味しいです。
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店内の説明書きなどには日本語が。
日本人の友達が訳してくれたそうです。
林さんの日本語は、実は結構片言。
でもお茶の説明をしたいからと、試飲台の引き出しに学習ノートを入れていて
新しく覚えた日本語を書き付けています。
usuriたちと話した言葉もメモメモしていましたよ。

熱いお茶トークを展開しつつ、
次々をお茶を勧めてくれていた林さんですが、
usuriが「鉄観音も欲しいんだけど…」と言うと
林さんの表情が少し曇りました。

日本人にとっては、缶入りウーロン茶などでポピュラーな鉄観音だけど
台湾では気候が合わなかったのか、
限られた地域でしか茶樹を作っていないそうです。
しかも、台湾茶は「凍頂烏龍茶」や「高山烏龍茶」など
あまり発酵させない、茶水の薄い茶に人気が集まりがち
台湾で鉄観音はあまりメジャーではなく、
茶葉の収穫量も限られているようです。

どうやら、今お店にある鉄観音は
林さんにとってあと一歩なのかな?
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代わりに勧められたのが、
この壺が最後なんだよ…という「松戸烏龍」
無農薬はもちろん、汚染されていない土壌で
雑草などはあえてそのまま、
自然のままの環境で育てている茶樹から収穫した茶葉だそうです。
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うわわわ~

何これ! 甘さが蜜みたい!
しっかり焙煎してあるけど焦げ臭さもなく、ふくよかで華やかな香り!
探し求めていた以上のお茶だ~!
最後の最後まで、こんなにお茶に感動するなんて!!
usuriにとってはこれがベスト!
usuri夫はやっぱり高山茶が台湾茶らしくて好き。
どちらもとにかく最高ー!です。

さて、ここのお茶の袋に貼られているラベルは全て林さんの手書きです!
しかも、ラベルに買った人、つまりusuriの名前をその場で書いてくれるんだよ!
お土産にする場合には、差し上げる相手の名前も書いてくれます。

台湾初日だけど、usuriにとっては
これ以上に相性のいいお茶はきっと見つからないと思う!
そう確信して、たくさんのお茶を購入決定!
おまけで、茶葉で作った入浴剤までいただきました。

林さんの「高密度焙煎」の素晴らしさを実感したのは
たくさんのお茶を試飲させていただいて買い物を終えた頃。
普通、これだけお茶を飲んだらお腹がちゃぷんちゃぷんになりそうなのに
なぜかお腹が全然張らなかったんだよ。
むしろ、鼎泰豐でたくさん食べたはずなのに
「あれ? 何かちょっと、お腹が空いた?」くらいの軽やかさ。
実はusuri、台湾茶で「お茶酔い」して
寝る前や空腹時に台湾茶を飲むと、気分が悪くなることがよくあるんだけど
高密度焙煎のお茶は「お茶酔い」しないんだって。
淹れるのが簡単で、美味しくて、体に負担がかからないお茶。
usuriにとって、言うことなし!の茗心坊のお茶です。

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ちなみに、usuriが淹れても、ちゃあんと「茶珠」ができました!

茗心坊
台湾台北市信義路四段1-17号
02-2700-8676


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思い立ったら台湾旅行記26
Excerpt: 茗心坊 再び
Weblog: ういのしんの旅行記
Tracked: 2013-04-09 23:05

親愛的店主様(茗心坊さん) (投稿 2017/04/30 02:00)
Excerpt: <番外編> usuriです
Weblog: 大丈夫、ずっと一緒にいるから
Tracked: 2018-02-22 23:48