年末年始ローマ旅行記28

2013.12.31

ローマ・ヴァチカン博物館 Musei Vaticani
~その④ 「ラファエロの間 Stanze di Raffaello 」

ラファエロが装飾した、教皇の居室・応接室として使われた4つの部屋。
依頼主である教皇ユリウス2世が亡くなったあとも
レオ10世の依頼によって引き続き制作は続けられました。

ユリウス2世は、ミケランジェロのモーゼ像のある霊廟に眠る
あのチェーザレ・ボルジアを失脚させた教皇
だし、

レオ10世は、メディチ家から出た初めての教皇、
「チェーザレ 破壊の創造者」では、ピサでチェーザレの学友として登場する
ジョバンニ・デ・メディチ
です。

4つの部屋を見学順に…


①コンスタンティヌスの間は
4室の中でいちばん広いんだけど
ほとんどラファエロの没後に弟子が制作したもので
あんまり有名ではありません。
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「コンスタンティヌス帝の洗礼」
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「十字架の出現」(突き当たりの壁画)


②ヘリオドロスの間

「ボルセーナのミサ」
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ラファエロは、画の中に依頼主ユリウス2世を登場させています。

「大教皇レオとアッティラの会談」
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こっちの画にはレオ10世が。

「聖ペテロの放免」
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この部屋で特に有名な作品。
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窓から差し込む光と画が一体になっていて、どきりとします。


③署名の間
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「聖体の論議」
ここは教皇ユリウス2世の書庫兼学習室だった部屋

いちばん見たかった作品は…
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「アテネの学堂」!

ミラノで、この画の下絵を見て以来、楽しみにしていたんだよ♪

画には、古代ギリシャの哲学者・科学者が勢ぞろい。
中央で対話しながら歩いているのがアリストテレスとプラトン。
オレンジ色の生地をまとったプラトンは、
レオナルド・ダ・ヴィンチをモデルにしているといわれます。

いちばん目立つ、階段の前で箱に頬杖をついているのは
ヘラクレイトスで、モデルはミケランジェロ。

右前方で、腰を折り曲げて地面に置いた石板に
コンパスでなにやら書いているのが
幾何学の父ユークリッド、モデルはブラマンテ

そして黒のベレー帽をかぶった、カメラ目線の男性が
ラファエロの自画像といわれています。
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アンブロジアーナ絵画館では写真禁止だったのに
ヴァチカン美術館で完成した「アテネの学堂」を
こんなに近くで見て、写真まで撮れるなんて!
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ユークリッド(ブラマンテ)↑
コンパスを使っている格好が気に入った!
(usuriは恐ろしく数学が苦手な学生だった。
代数幾何なんて論外~)


④ボルゴの火災の間
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「レオ3世のカール大帝への授冠」
教皇レオ3世のモデルは、これまたレオ10世(ジョバンニ君)
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「オスティアの戦い」
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「ボルゴの火災」

偏屈なイメージのミケランジェロと違って
ラファエロは社交的で大きな工房を構えても
円満に仕事ができていたようです。


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